風俗
■ 百科事典から
風俗(ふうぞく、ふぞく)
- 風俗(ふうぞく)とは、社会生活上の、地域や時代における人々の日常生活の特色や世相などをあらわす語。類似に世俗、習俗(習慣と風俗)などの言い方もある。本来、この「風俗」という言葉自体には、偏った意味合いはない。
- 前述(1)の、日常生活上の風俗を絵画にしたものを風俗画と言う。特定の階層、特に一般市民の日常の様子を主題としたものが多い。西欧においては、ルネサンス期以降、市民社会の発達に伴って一ジャンルを築くようになっていった。風俗画を残した代表的な画家には、ピーテル・ブリューゲルやヨハネス・フェルメールなどがいる。日本においてもジャンルとして広まったのは近世以降である。江戸時代には、市民の風俗を題材にした浮世絵が多数残されている。
- 風俗(ふぞく)は平安時代に起きた雅楽の一種。くにぶり。日本の各地、主に東国で流行した歌舞を宮廷用に選集・編曲したもの。大嘗会(だいじょうえ)などの朝廷の儀式の際に演じられた。舞を風俗舞、歌謡を風俗歌と言う。
- 特に、成人の性的な習慣や嗜好を指して性風俗と呼ぶが、近年、性的サービスを提供する業種の動向を指して性風俗と呼ぶ例が増えたため、それが象徴的に、性的サービス産業そのものを指して「性風俗」もしくは省略して「風俗」と称するようになった。性風俗情報を扱うスポーツ新聞や夕刊紙、関連情報誌などでは、「フーゾク」と記されることも多い。
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