日本語の起源

意味・説明・定義・用語集

日本語の起源

百科事典から

日本語学(国語学)上、言語学上、日本語の起源(にほんごのきげん)がどこにあるのかについては、特に西洋の比較言語学の考え方が日本にもたらされてから、長く議論が行なわれてきた。しかし、比較言語学が発達したころでは文献資料の精査により言語関係の系統関係を導き出すのに対して、日本の文献資料は最もさかのぼっても8世紀頃までのものしか存在せず、それ以前の資料は発見されておらず、今後も見つかる可能性は少ない。但し、比較言語学の手法は文献資料のないオーストロネシア語族にも当てはまり、数多い業績が出ており、文献資料のない言語にも適すると思われる。いずれにせよ、日本語の文献資料は限られているため、日本語の初期の姿を探り出すには内的再構による他のアプローチに乏しく、最終的に起源を一つに確定できる可能性は今後とも少ないものと考えられている。しかし、印欧語族に適応できた比較言語学で解決できる問題と思われがちだが、その考えの起源は恐らく日本語論および日本人論にあるであろう。日本語を一つの祖語に確定するには諸説あり、元来、自明のものとされてきた「祖語」と言う概念そのものの見直しもある。所謂、混合言語ピジンクレオール語、語の形成や生成など近年研究が趨勢を極める分野の当該分野への参入、人文諸科学、DNA人類学や形質人類学等の諸自然科学の知見との総合や協力が可能な分野である。学際研究の必要性が叫ばれる昨今、問題解決の是非はともかくとして、学問として可能性がある。総合科学の挑戦する分野であり、多くの一般人には魅力的な研究であり続けるだろう。以下、これまでに唱えられた主要な説について解説する。

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