岩手山
■ 百科事典から
岩手山(いわてさん)は、東北、奥羽山脈北部の山。標高は2,038mで、二つの外輪山からなる複式火山。奥羽山脈の主稜からは離れており、独立峰にちかい形態である。
岩手県盛岡市、松尾村、西根町、玉山村、滝沢村、雫石町にまたがり位置する。特に盛岡側から見る「表岩手山」と松尾村方面から見る「裏岩手山」と呼ばれ、その表情が全く異なる。別名に巌鷲山(がんじゅさん)があるが、本来「いわわしやま」と呼ばれていたものが「岩手」の音読み「がんしゅ」と似ていることから、転訛したものだとも言われる。また、静岡県側から見た富士山に似ており、その片側が削げているように見えることから「南部片富士」。古名に「霧山岳」。古来から信仰の山で、山頂は勿論、麓の滝沢村・盛岡市に巌鷲山大権現(岩手山神社)が祭られる。岩手山神社の大宮司は、代々「栗谷川家」が務めることとされていた。春、表岩手山には雪解けの形が飛来する鷲の形に見えるため、これが山名の由来になったとも伝えられる。
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