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ワイン用葡萄品種の一覧
意味・説明・定義・用語集
ワイン用葡萄品種の一覧
ワイン用葡萄品種の一覧を以下に示す。とくに記載の無い場合は、ヨーロッパ・ブドウである。ブドウの項も参照のこと。
- カベルネ・ソーヴィニヨン (Cabernet Sauvignon ) 単にカベルネ(Cabernet ) とも呼ばれ、世界的に最も名の知られたワイン用品種で、良質な赤ワインを生むといわれる。フランスのボルドー(Bordeaux )において最も重要な品種の一つであり、世界各地で栽培されているが、比較的温暖な気候を好む。ソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・フランの自然交配によって誕生したといわれている。
- カベルネ・フラン (Cabernet Franc ) 同じ「カベルネ」を名乗る、カベルネ・ソーヴィニヨンよりも、やや素朴な感のある赤ワインを生む。ボルドーにもしばしば配合され、カベルネ・ソーヴィニヨンと比較してより冷涼な気候でも栽培される。
- ガメ (Gamay ) 主にフランスのボジョレー(Beaujolais ) で栽培される赤ワイン用の品種。正しくはガメ・ノワール・ア・ジュス・ブラン(Gamay Noir à Jus Blanc )であるとされ、これは「白い果汁を持った黒い果皮のガメ」を意味し、赤い果肉を持った全く別の品種、ガメ・タンテュリエ(Gamay Teinturiers ) と区別されるという。
- グルナッシュ (Grenache ) または ガルナチャ (Garnacha ) は、世界的に多く栽培される黒葡萄の一つであり、凡庸なものも造られるが概ね良質の赤ワインを生む。単独でワインにされることは多くは無く、とくにスペインのリオハ(Rioja ) やフランス南部の「シャトーヌフ・デュ・パープ」(Châteauneuf-du-Pape ) などローヌ川沿いの地域で、他のより色の濃い品種と配合される。フランスでは グルナッシュ・ノワール(Grenache Noir ) 、スペインでは ガルナチャ・ティンタ(Garnacha Tinta ) の、それぞれ別名がある。
- ゲヴュルツトラミナー (Gewürztraminer ) 主にフランスのアルザスにて栽培され、フランスでは唯一のドイツ語に由来する名称の認められた品種であり、しばしばウムラウトを省きGewurztraminer とも綴られる。果皮の色に由来する色の濃い良質の白ワインが造られ、独特の香りが非常に強い事で知られる。ライチやラベンダーの香りに例えられることが多い。
- ケルナー (Kerner ) トロリンガー(Trollinger )とリースリングによる交配種で、1969年にドイツのヴュルテンベルク地域で生まれた。リースリングほど洗練されてはいないが概ね良質の白ワインを生み、日本でも北海道を中心とする寒冷地で栽培される。
- サンジョヴェーゼ (Sangiovese ) 赤ワインに用いられ、イタリアで最も栽培面積の多い品種である。果皮の色の違いを含め数多くの亜種を持つが、それらの品質は一様ではないとされる。イタリア中央部に位置するトスカーナ州がその産地として知られ、イタリアで最も有名な一つである「キャンティ(Chianti )の他、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」(Brunello di Montalcino ) や「ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ」(Vino Nobile di Montepulciano ) などを生む。サンジョヴェーゼはまた、コルシカ島では「ニエルッキオ」(Nielluccio )の名で呼ばれる。
- シャルドネ (Chardonnay ) 世界的に最も名の知られた品種の一つで、良質の白ワインを生むが、セミヨンとブレンドされた凡庸なものも造られる。シャルドネから造られたワインとしては、フランスのシャブリ(Chablis ) のものが良く知られている。
- ジンファンデル (Zinfandel ) カリフォルニアで栽培される黒葡萄で、イタリアのプリミティーヴォ(Primitivo )と同一である。この品種から造られる有名なものに、白ワインの製法を用いた「ホワイト・ジンファンデル」(White Zinfandel )と呼ばれるピンク色のワインがある。
- セミヨン (Sémillon ) たいていは他の品種とブレンドされ、凡庸なものから秀逸なものまで造られる白ワイン用の品種。貴腐が起こり易いといわれる。
- ソーヴィニヨン・ブラン (Sauvignon Blanc ) 白ワイン用の品種で、このワインを専門家は「青草のよう」や「ハーブのよう」などと表現し、時には「雄猫のよう」であるとか「猫のおしっこ」とまで形容される。果皮の色の異なるソーヴィニヨン・ヴェール(Sauvignon Vert )やソーヴィニヨン・グリ(Sauvignon Gris )などが知られている。
- トレッビアーノ (Trebbiano ) または、ユニ・ブラン(Ugni Blanc )の名でも知られ、トレッビアーノの呼称が用いられるイタリアでは、ソアーヴェ(Soave)やオルヴィエート(Orvieto)といった白ワインが造られる他、赤ワインにも配合される。ユニ・ブランはフランスでの呼称であり、こちらではコニャック(Cognac)やアルマニャック(Armagnac)といったブランデーの、原料として使われるワインを生む。
- ピノ・ノワール (Pinot Noir ) 赤ワインを造る代表的な品種の一つで、イタリアではピノ・ネロ(Pinot Nero )、ドイツではシュペートブルグンダー(Spätburgunder ) と呼ばれ、フランスのブルゴーニュ(Burgogne )を原産とする紫みを帯びた青色の果皮を持つ葡萄である。カベルネ・ソーヴィニヨンとあらゆる部分に於て対照的な品種であり、やや冷涼な気候を好み、栽培には特に神経を使う。この品種を用いて造られるものの代表として、世界で最も高価なワイン、ロマネ・コンティ(Romanée Conti )がある。この品種は遺伝子的に不安定で、この突然変異種に緑みを帯びた黄色の果皮を持つピノ・ブラン(Pinot Blanc )や褐色のピノ・グリ(Pinot Gris )などがあり、時には同じ樹に異なった色の果実がなるともいわれている。日本でも北海道まで、寒冷地を中心に栽培される。
- ピノタージュ (Pinotage ) ピノ・ノワールとサンソーの交配によって生まれた南アフリカの品種で、絵の具のような香りを持った赤ワインを造る。
- ミュラー・トゥルガウ (Müller-Thurgau) 19世紀の末にドイツで開発された交配種であり、収量が多く、概ね酸の少ない凡庸な白ワインを生む。リースリング と シルヴァーナー(Silvaner または Sylvaner ) の交配によって生まれたと伝えられるが、これを否定するDNAの解析結果も出されており、これによると片親がシルヴァーナーではなく グートエーデル(Gutedel グーテデル または シャスラ Chasselas ) であった可能性が高いとされる。日本でも北海道を中心とした寒冷地で栽培される。成熟期に低温に恵まれるため、ドイツでのワインと比べて酸が十分保たれた良質のワインになる事もある。
- ムニエ (Meunier ) スパークリング・ワインの代表的存在であるシャンパーニュ(Champagne)に用いられる黒葡萄品種の一つで、ピノ・ムニエ(Pinot Meunier )とも呼ばれ、ピノ・ノワールの変異種とされる。
- ムロン (Melon ) フランスのロワール川沿いの地域で栽培される白ワイン用の品種で、1709年の寒波でこの地域のブドウが全滅したことから、耐寒性が高いブルゴーニュ原産のこの品種が導入されたとされる。他の地域では殆ど栽培されず、イギリスの女性ワイン評論家のジャンシス・ロビンソンはこの品種について、「その主な特性は、殆ど特性が無いことであると言える」とも書いている。この品種から造られることで知られるミュスカデ(Muscadet )と呼ばれるワインは、軽くて爽やかなのが身上であり、ブドウの特性を補うために「シュール・リ」とよばれる特別な製法が用いられることも多く、微炭酸が残るものもある。その香りは「パンのイースト香」などに例えられる。この品種そのものをミュスカデ(Muscadet)と呼ぶこともある。なお、アルザス地方のブドウ品種であるミュスカとは、異なる品種である。
- メルロー (Merlot) 広く世界的に栽培される赤ワイン用の品種の一つで、とくにフランスのボルドーや、それを真似た「ボルドー・ブレンド」において非常に重要であり、カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされることが多い。カベルネ・ソーヴィニヨンよりも早くに熟すために、この品種の栽培はボルドーではカベルネ・ソーヴィニヨンに対する保険的な意味合いもまた強いが、ワイン商はこれを「カベルネ・ソーヴィニヨンに爽やかさを与えるため」と評する。また、ボルドーのサンテミリオン(Saint-Emilion )やポムロール(Pomerol )といった地区では、カベルネ・ソーヴィニヨンよりも多く配合され、世界的に最も有名で希少なワインの一つに数えられる、ポムロール地区の「シャトー・ぺトリュス」は、しばしばこの品種単独で造られる。
- リースリング (Riesling ) 白ワイン用の最も高貴な品種の一つで、ドイツの寒い冬に耐える。この品種とは無縁の、より品質の劣ったリースリングと名の付く葡萄と区別するために、時にライン・リースリング(Rhine Riesling )、ホワイト・リースリング(White Riesling )とも呼ばれる。
- シラー(Syrah)
- タナ(Tannat)
- シュナン・ブラン(Chenin Blanc)
- ネッビオーロ(Nebbiolo)イタリアのピエモンテ州の最高級ワイン、バローロ、バルバレスコの原料となる。
- テンプラニーリョ(Tempranillo)スペインのリオハの赤ワイン用に栽培されている。
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