モレキュラーシーブ

意味・説明・定義・用語集

モレキュラーシーブ

百科事典から

モレキュラーシーブ溶媒等の乾燥に用いられる乾燥剤の一種。俗称で「モレシー」と呼ばれたりもする。

ゼオライトの一種で、多孔質の空孔に水分子を吸着することで乾燥する。3A、4Aと表記されるがおおよその空孔の大きさ(オングストローム)をあらわしているので、乾燥する溶媒分子を考慮して適切なものを用いる必要がある。4Aのほうが乾燥力が大きいが、アセトニトリルやエタノールはモレキュラーシーブの空孔に入り込み熱を発生するし、顆粒が崩壊して細かい粉を生ずるので3Aが適当である。メタノールは3Aでも厳しい。
真空ポンプで引いたまま300~400度で一晩加熱して活性化したモレキュラーシーブは高い脱水能力を持つが、市販品はある程度、水を吸着しているので脱水能力はそれほど高くはない。活性化は手間なので、市販の状態で無水蒸留の前処理や保存する際の乾燥剤として使用する場面が多い。
溶媒中を拡散する水を捕捉するので、ビンの底にモレキュラーシーブを静置していても中々乾燥しない。カラムに詰めて溶媒をゆっくり流すとかなり迅速に乾燥が可能である。(モレキュラーシーブの外面を流れてくる最初の流分は捨てるのが骨)
また、脱水反応の際に生成する水分子を取り除き、反応を進行させるのに用いられることもある。

もっと探す: