フォトニックバンド

意味・説明・定義・用語集

フォトニックバンド

百科事典から

フォトニックバンド(Photonic band):人工的に作られるフォトニック結晶において、その中を伝播するが形成するバンドのこと。フォトニック結晶は誘電率の異なる物質を周期的に並べた人工結晶(媒質)で、その中を光が伝播する。周期的な構造なので、固体物理における逆格子ブリュアンゾーンの考え方をそのまま利用することができ、光(電磁波)に関しての波動方程式を解くことによって、光の伝播の様子(フォトニックバンド構造)を知ることができる。
逆格子やブリュアンゾーン、波動方程式など電子に関するバンド計算に似た部分があるが、バンド計算が変分問題をセルフコンシステントに解くことによって電子構造(バンド構造)が得られるのに対し、上記の光の伝播に関しての波動方程式は変分計算を必要とせず、セルコンシステントに解く部分が存在しない。この分、バンド計算と比べると計算量はずっと少なくて済む。

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