デスヴァレー国立公園■
百科事典から
デスヴァレー国立公園(―こくりつこうえん、Death Valley National Park)は、アメリカのシエラネヴァダ山脈東部に位置する国立公園であり、その大部分をカリフォルニア州インヨ郡、一部をネバダ州が占めている。デスヴァレー国立公園の総面積は13,158平方キロメートルであり、デスヴァレー国立公園には、とデスヴァレーのほぼ全域とパナミント渓谷の大部分、セイライン渓谷および近隣にあるいくつかの山脈が含まれている。デスヴァレー国立公園のうち、ネバダ州部分には「悪魔の巣穴」と呼ばれる小さな池が位置しており、その近くにはアッシュ・メドウズ国立野生生物保護区が位置している。デスヴァレー国立公園はアメリカの国立公園の中で最も暑く、最も乾燥した地域であり、さらに西半球で最も海抜の低い地点を含んでいる(バッドウォーター、海抜下86メートル)。またデスヴァレー国立公園内には過酷な砂漠環境に適応した多くの種の動植物が生息しており、クレオソート・ブッシュ、オオツノヒツジ、コヨーテ、デスヴァレー・パプフィッシュなどを観察することができる。
現在のデスバレー国立公園地域がアメリカ合衆国によって国立公園として指定される以前、この地域における主要な産業は採鉱であった。デスヴァレー (Death Valley; 死の谷) という地名は、ゴールドラッシュさなかの1849年、カリフォルニア州にある金鉱地へ向かっていたグループが近道をしようとしてこの谷に迷い込み、数週間さまよった末にメンバーの数人が酷暑と水不足によって命を落としたことに由来している(ただしデスヴァレーで命を落としたのはそのグループのメンバーだけであり、それ以外に死者が出た記録はない)。19世紀末から20世紀初頭にかけてのデスヴァレーでは、局所的なゴールドラッシュの発生が幾度となく発生し、いくつもの街が生まれては消えた。その一方で、ホウ砂の採掘は唯一長期間安定した利益をもたらし、この地域で採鉱されたホウ砂は石鹸や工業加工品を製造するために使われた。「トウェンティ・ミュール・チーム」は、採掘されたホウ砂をデスヴァレーから搬出した輸送隊として有名であり、数々の書籍、映画、テレビ番組、ラジオ番組の題材として取り上げられた。1933年に現在のデスバレー国立公園地域の一部がアメリカ合衆国によってデスヴァレー国定公園として保護地域に指定された。その後1994年に国定公園から国立公園へと格上げされるとともに保護地域も拡大され、現在のデスバレー国立公園地域全体が保護対象となった。
英語: Death Valley National Park ■
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