スキタイ■
百科事典から
スキタイ(Scythae,Skythai)は紀元前8世紀~紀元前3世紀にかけて、南ロシアを中心に活動していた世界最古の遊牧騎馬民族国家。スキタイはギリシアの歴史家による呼称で、英語ではスキティアScythiaとも言う。言語はイラン語族とヘロドトスが伝えているがその実態は謎である。西シベリアからカスピ海、黒海地方にまで居住し、ヘロドトスによればシベリアやウクライナの森林地帯から西・南方の草原と農耕地帯を結ぶ毛皮の道が存在し、スキタイ人はそこで毛皮の交易に従事していた。有名なシベリア・コレクションやイシク古墳・パジリク古墳から出土した黄金製の美術工芸品は、アッシリア・ルリスタンの東方古代様式、ついでアケメネス朝ペルシアのイラン様式の意匠を帯びる。その動物意匠はスキタイと交易したギリシアの職人がスキタイ人の好みをうけて創造したもので、東方騎馬遊牧民匈奴をはじめとした北方遊牧民の広く継承するところとなった。これらの文化は、総じてスキト・シベリア文化と呼ばれている。
英語: Scythia ■
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